今日紹介するのは上海観光三大エリアのうちの一つ外灘(ワイタン)です。
ちなみにそのほかの上海旅行に関する記事はこちらにまとめているので、参考に見てみたい方はこちらになります。
エリアの概要
外灘(ワイタン)とは、一般的には黄浦江の西岸、北は蘇州河から南は延安東路までの約1.1㎞の地域
を指すようで、別名
『バンド』
と呼ばれています。
1842年の南京条約によって外国に門戸を開いたときに
ここ上海は東アジア貿易や金融の中心地として栄えたました。
そして、このバンドと呼ばれる地域に、数々の洋館が20世紀初頭に次々と建てられ、当時は東洋のパリと称されていたようです。
そんな当時の面影を残していますが、近年はその洋館をリノベーションした複合商業施設が次々と誕生しています。
アクセス
地下鉄2・10号線の南京東路駅から徒歩5分見どころ
浦東と外灘のロマンチックな夜景

歴史的建築物の荘厳な感じのライトアップされた風景
と
近未来都市のような浦東の夜景
という上海を代表する2つの絶景を一度に眺望することが可能となっています。
租界建築を外観だけでなく内部も見学する

イギリス、アメリカ、フランスの各国がこぞって
租界
と呼ばれる外国人居留地を設定し、それぞれの国の様式で建築した洋館が立ち並ぶ様子は
『万国建築博覧群』
とも言われていて、20を超える洋館が立ち並びます。
代表的なところを紹介すると、
土地の番号から外灘3号と呼ばれている建物は先のとがった塔のような形が印象的な新バロック様式の建物で、1916年に竣工された
ユニオン・アシュアランスビル
を利用して作られています。
歴史ある建築物を蘇らせることを目的とした外灘の再開発プロジェクト
が近年行われたのですが、その先駆けとして2004年にオープンし、
1階にはブティック、2~7階にはレストランが入っています。
外灘5号はかつての日清汽船の支店だった
日清大楼
であり、上層階のレストランは外灘の建築群や真向いに浦東を眺めることができる絶好のビュースポットになっています。
外灘6号はとんがり屋根とアーチが特徴的で、
ラッセル商会により1893年に竣工され、1897年から
中国通商銀行
として利用されていました。
この建物の外観は童話の世界を思わせる雰囲気ですが、
館内は抑えめのライトで照らされ、シックな雰囲気を醸し出していて、
中央にそびえ立つシャンデリアがとても迫力があるものになっています。
雰囲気の良いレストランでゴージャスなディナー

外灘は洋館の趣のある雰囲気を生かしたハイレベルなレストランがたくさんあり、
優雅な景色を眺めながら豪華なディナーを食べることができます。
特に外灘18号の6階にあるミスター&ミセス・バンドは
アジアのベストレストラン50に数年連続でランクインし続けている
とても上海でも有名なレストランだそうで、
料理は素材の味を生かした正統派のフレンチということですが、ボリュームがあり数人でシェアしながら味わうスタイルになっているようです。
黄浦江ナイトクルーズ

黄浦江では外灘と浦東両岸の夜景を眺めながらのんびりと運航するリバークルーズを楽しむことができます。
運航会社によっては早い便は朝の9:30からあり、夜は21:30まで運航しています。
また複数の運航会社があることから料金体系は様々で
乗船+お茶込
乗船+夕食
座席のランクの違い
などにより、いくつもの種類に分かれているようです。
しかし、乗り場によって若干の違いがあったとしても、
いずれのプランも乗船時間はだいたい50分ほどになっています。